23年の健康経営優良法人認定制度では大規模法人2,676、中小規模法人14,012が認定され、日本人就労者の健康状態が注目されています。。そこで性別や年代による健康状態とエンゲージメントに関する意識調査を行いました。
2023/1/1〜12/31、ラフールサーベイで収集された800事業所、回答数n=112,565(男性=69,679/61.9% 、女性=4 2,886/38.1% ) を集計。対象者の年齢は17-85歳、平均年齢40.8歳、平均勤続年数10.9年であった。分析に使用する調査設問は、サーベイに含まれる職業性ストレス簡易調査票 (80項目)およびにラフール独自項目(74項目)を追加した154項目で、「心と体/エンゲージメント/仕事内容/人間関係/組織との関係/組織の理解」で分類。選択肢がポジティブ回答であるほどに得点が高くなるよう、100点満点で各カテゴリ別にスコア換算し、属性や年齢層での変化を比較しました。
全体平均で見るとエンゲージメントは平均60.6、健康状態はメンタル54 .8、フィジカル62.3、睡眠56。女性平均が男性平均を上回ったのは睡眠のみで+0.3、男女差が一番大きかったのはフィジカルで女性が-6.5低い。さらに女性のうち66%が残業時間80時間超過と申告(対男性43%)しており、加えて「自由な休みが取れない」では62%と過半数を占めていた(対男性51%)。男女とも「日中眠くなる/目覚めが悪い」は年代が上がるにつれて辛さを感じる比率が増加した。また1事業所(n=30)では睡眠改善施策の前後で「日中の眠気」へのスコア改善がみられ、組織での指導介入による改善変動も可視化できました。
性別や年代、季節に応じても就労者の体調やエンゲージメントには変動があり、本研究と同様に22年度調査では男女共同参画の観点から女性活躍の指標を9項目抽出し、性別×業種の2要因分散分析を実施しました。
その結果でも女性の平均値は有意に低かったが、本年も男女格差は継続。人的資本経営も義務化された中、組織サーベイで従業員状態を可視化することで戦略的な健康経営を実践していけるよう引き続きデータ分析を続けてまいります。